<2019年1月21日掲載>
大阪市で暮らす&働く女性の仕事
現場はキツイけど、楽しいことも多いです!
「ももよ」さん
大阪府羽曳野市 生まれ。元保育士。
4年前、東大阪市に引っ越し、パートナーの男性と同居生活をスタート。
その頃から、引越しの現場で働き始める。
現在、引越革命株式会社 正社員。関西支店 関西サービスセンター所属。
― どれくらい、引越しのお仕事を?
4年です。4年前に、パートナーの男性と同居するために、羽曳野市から東大阪市に引っ越してきました。そのときにアルバイトとして「引越革命」で働き始めました。
ちなみに、それまでは、保育士をしていました。
― どうして、引越しのお仕事を?
日当が良かったからです。笑
最初はアルバイトで2月末から3月末までのつもりで働き始めました。年度末の繁忙期が終わる頃、社員の人から声を掛けてもらって。「正社員として続けないか」と。
― 現場対応は、何人で?
単身のお客さまの場合は作業員2人、ファミリー向けだと作業員3人で、現場対応することが多いです。
私自身は、当初、3人で対応する現場の「3人目」として補助業務をしていました。その後、仕事にも慣れてきて、ドライバーと私の2人で、現場に行くことも多くなりました。今は、ある程度、重い荷物も運びます。
― ドライバーさんとの組み合わせは?
その日の現場の荷物量や設備 (階段かエレベーターか?何階か?) などによって、誰と何人で現場に向かうのかが決まります。
なので、組む相手は、その日によって違います。
― 引越作業の現場は、大阪近辺ですか?
いいえ。もっと、広いエリアです。
私が携わった遠めの現場は、「東」 は岐阜県、「西」 は岡山県、「南」 は和歌山県、「北」 は京都府や兵庫県の北部。舞鶴市や朝来市などですね。あと、四国の徳島県や高知県でも 引越し作業をしたことがあります。
― それは、大変ですね。
それが、そうでもないんです。車に乗せてもらって、遠くに行くのは楽しいですよ。
もちろん、現場の作業はキツイですけれど、移動時間はドライブ気分なので、むしろ長距離のほうが楽しい時間が多くて良いですね。そんなことを言うと、ドライバーさんには、悪いんですけれど。笑
高速道路のパーキングエリアで休憩するのも楽しいですし。
【この日の昼食は、コンビニの駐車場で】
― でも、辛いこともあるでしょう?
現場によりますね。階段で、5階まで荷物を運ぶ時とか。
あと、綺麗なところだけではないと言いますか・・・。笑
それから、「引越革命」では見積り訪問をしないので、どうしても、お客さまのニュアンスと こちらの受け止め方にギャップが生まれることがあります。
例えば、道幅が狭くて4トン・トラックがご自宅の前まで行けずに、結局、トラックを遠くに停めることになってしまったり・・・。
― ところで、引越しの荷物で、重くて辛いものと言えば?
やっぱり重いのは、ドラム式洗濯機(100キロ)や、桐のタンスですね。
そうは言っても、私は 「無理そうな」 現場からはハズしてもらっています。パートナーのドライバーさんにも迷惑を掛けることになりますので。
ちなみに、ピアノは、ピアノ屋さんに外注しているので、運ばなくて良いんです。
【倉庫内の作業風景】
― 皆さん、仲が良いですね。
ドライバーさんは、20~30代が多いですし、いつも、一緒にトラックに乗っていて、私もお喋り好きなので、道中で仲良くなれます。笑
そして、皆さん、現場ではうまくフォローしてくれるし、だからと言って、私に対して気を遣いすぎない。ちょうど良い感じで接してくれます。
ちなみに、食事中や倉庫内の作業のときは、仲良くしていますが、さすがに、現場(客先)に出向くと、やはり、気持ちがピリッとします。
必要な資材をトラックに載せて、引越し現場に向けて出発!
【 引越元の戸建て住宅へ 】
トラックで現場(大阪市内・某所)に到着。荷物を搬出する建物(戸建て住宅)の前は路地のため、約20メートル離れた空き地前にトラックを停車しました。
依頼主へのご挨拶の後、荷物の搬出・積み込み作業が始まりました。
軽めの荷物は小走りで、依頼主のお宅からトラックまで運んでいきます。そして、重い荷物は二人で協力しながら、ゆっくりと慎重に。
約1時間で、トラックへの荷物の積み込み作業が完了。ホッと一息です。
【 引越先の集合住宅へ 】
続いて、引越先へとトラックを走らせて、現地 (大阪市内の某所) に到着。
今度は、トラックから荷物を下ろして、部屋へと運びます。
こちらの現場は、エレベーターがあるので良かったですね。
荷物の積み下ろしと、依頼主宅への荷物の運び込み。こちらも約1時間で完了。おつかれさまでした!
ちなみに、「単身者」のお客さまの場合、作業時間は約30分。「引越革命」では単身者向けのお仕事が多いそうです。
【作業を終えての記念撮影】
「現場に行ける気持ち、現場で30分耐えられる根性があれば、すごく楽しい職場ですよ。」
という言葉のとおり、こちらの職場の居心地が良かったせいか、当初の予定よりも既に長く引越しの現場で働いている「ももよ」さん。
そんな彼女の「子供ができたら、さすがに現場では働けないしなぁ」 という一言に、女性の仕事と出産・育児の両立の難しさを感じずにはいられませんでした。